この恋のとろける温もりを感じたい


優奈ちゃんは冷蔵庫に手を伸ばすとビールを取り出しプルトップを開け缶の上端から私を見つめた。


「あのね...」
「なに?」



こんな時どうすればいいのかな...


色々経験している優奈ちゃんに聞けば少しは溜め息の数も経るかもしれない。



「ここの所...ずっと桃也さんから同じ時間帯に電話が来てたのね...


なのに今日は1時間すぎても掛かって来ないの、こんな時どうすればいいのかと思って...」



「簡単...電話すればいいでしょ?」


そうだけど...


もしバタバタしている時に電話なんて鳴ったら迷惑かけるかもしれない。


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