この恋のとろける温もりを感じたい
今日は夢にまで見た桃也さんに会える日。
ぶつけた頭を撫でながらパジャマから服に袖を通しソワソワしながらロフトから下りキッチンへ向かった。
「蘭花おはよ~」
「優奈ちゃんおはよう」
テーブルの前に座り優奈ちゃんが作ってくれたサラダを口に運ぶ。フォークを持ちながら口元がニヤけて堪らない。
「蘭花、やけに嬉しそうだね」
「うん今日ね...桃也さんに会える日なの」
「そっか~この1週間楽しみにしてたもんね」
「あのね...今日遅くなるかもしれないから夕飯いらないよ、きっと食べてくると思う」