この恋のとろける温もりを感じたい
でもでも、それでもいいの、だって本当に嬉しいだもの。
「蘭花、おはよ~今日も嬉しそうで何よりだね」
「うん、凛ちゃんおはよう」
部署に入りロッカールームに鞄と紙袋を入れエプロンをして表に戻って来た。
朝の仕事は市場から直接来る花を水切りして後ろのケースにしまう。
それからブリザーブドにした花を使って見本のブーケを作る事。
後は、お客様からの注文が何件か、まず始めに水切りをしよう。
「蘭花~」
凛ちゃんは、手にカスミソウを持ちながら傍に来た。