この恋のとろける温もりを感じたい
「何?」
「さっきね、貴崎画廊から花束を持って来て欲しいって電話があったよ」
桃也さん、もう帰って来ているのかな?
もしかしてびっくりさせる為に連絡をしてくれなかったの?
「ダレからかな...?」
連絡入ったのかは桃也さんだって分かっているけど聞いてみないと。
「女の人の声だったよ~」
女の人の声?
桃也さんの画廊に女の人がいたのかな?
「ありがとう、今してる仕事を早く切り上げてから花束を作って画廊に行くね」