この恋のとろける温もりを感じたい
手に持っていたノートで顔を隠し目をきゅっと閉じ避けようとした!
「お客様、その手を下ろしていただけるでしょうか?」
聞き覚えのある声?
閉じていた目を開け前を見ると桃也さんが立ち佐々木様の腕を捻り後ろへと向けていた。
「お客様、今何をなさろうとしてたのでしょうか?」
「離せよ、何もしちゃいない」
何もされてはいない、でも殴るられそうになった。
「葉月さん...本当ですか?」
「はい...」
泣きそうな気持ちを堪え下唇をかみ締めた。