この恋のとろける温もりを感じたい
「葉月どうしたんだ?」
声をかけて来たのは田所さんだった。
私は今さっき起きた事を話そうとするのだけど言葉が詰まって上手く説明が出来ない。
「失礼ですが貴方は?」
田所さんは桃也さんをチラリと見つめ
桃也さんは田所さんの方を見つめ返した。
「葉月の身内です」
「...状況が把握出来ないのですが、どうされたのでしょうか?葉月は何で...」
桃也さんは、繋いでいる私の手を離すと側にあったソファーに座らせ田所さんに説明をはじめた。