この恋のとろける温もりを感じたい
何分経ったんだろう目の前が眩みそうになる。
落ち度はあったの?
もし、このまま会社の負担になったらクビになるかもしれない...
何で、こんな事に...
そう思いながらソファーに座ったまま顔を下に向けカクカクと震える両足を押さえた。
「葉月...怖い思いをさせて、すまなかった」
下に向いていた顔を上に向けると田所さんは頭を深く下げていた。
「少し前、葉月に言われて防犯カメラをつけておいたのに誰も気づいていなかった」