この恋のとろける温もりを感じたい
桃也さんは抱き締めた腕を離すと今度は私の前に来て手を取り部屋を出て行く...
「蘭花...その服には、このヒールが似合うよ」
目の前に出されたのはクリーム色のレースの可愛いヒール。
踵に大きなリボンが付いていた。
「シンデレラみたいです」
「魔法は一生解けないから安心して」
そう桃也さんは言うと手の甲にキスを落とし階段を下りると、その先には画廊?
じゃ、さっき居た部屋は画廊の2階だったの?