この恋のとろける温もりを感じたい
何だか胸の辺りが苦しくて桃也さんと離れたくないって...もっと傍に居たいって騒いでる...
「おやすみ」
桃也さんはニコっと微笑み今度は優しく私の頬にキスを落とし車の中へ入って行く...
ま、待って...
「あの...」
「どうしたの?明日は仕事だよ遅れるから部屋に戻って」
言ったら嫌われちゃうかな...
まだ一緒に居たいって...
「はい...おやすみなさい...」
傍に居たい気持ちを抑えマンションへ足を進めると「蘭花...愛してるよ...」
車の窓越しから桃也さんの声を聞き
ちょっぴりセンチな気持ちでマンションへ戻って行った――...。