この恋のとろける温もりを感じたい
「凛ちゃん...話あるんだけど良いかな?」
私は、ある程度仕事を済ませると声をかけた。
すると凛ちゃんは、薔薇の花束を作りながら耳を傾ける。
「ん...どうしたの?」
「私ね桃也さんに画廊を手伝って欲しいって言われたの」
「え?画廊って...蘭花ずっと花の仕事をしたいって言ってたでしょ...辞めるの?」
「実は画廊の中にも花を扱うスペースを作ってくれて好きなように花の仕事をすればいいって言われたの...けど迷ってて」