この恋のとろける温もりを感じたい
キッチンのbarカウンターの下を開けるとボールを見つけ水を張ってベッドルームへ向う途中
外の明かりが遮断されたカーテンの隙間を通り抜け小さな扉を照らした。
あんな所に扉が?
目で扉を追いながらもベッドルームに入ると脇にあるテーブルの上にボールを置いて冷えたタオルを桃也さんの額に乗せる。
「んん...」
桃也さんは気づいたのか気持ち良さそうに息を吐き傍に座っている私の手に優しく触れた。
良かった咳もしていない。