この恋のとろける温もりを感じたい
辛くて泣きそうな気持ちを堪え顔を下に向けたまま返事を返そうとするのだけど勝手にぽたぽたと涙が出て来た。
「...ごめん...子供扱いをするなって言うから、つい...」
泣いている私の頬に桃也さんはハンカチで拭いてくれた。
「ほら泣かない僕を苛めようなんて10年早い」
「だ、だって、いつもイジワルするから...」
「バカだな...イジワルって言うものは簡単には出来ないのほら泣かないで沢山食べて、僕の部屋に戻ろう」