この恋のとろける温もりを感じたい
「大丈夫です、花の仕事は貴崎さんがお世話をしてくれます」
次から次へと田所さんは質問攻めをしてきて私は一つ一つ丁寧に答えていった。
「そっか葉月は、貴崎さんと生きて行こうと決めたんだな。もう俺の入る余地は全く無くなったわけだ」
「あの、前ハッキリ言いましたよね」
「分かってる、だけど少しは入る余地あるかなと」
田所さんは頭をポリポリと掻きながら私の頭を撫でる?!
「もうっ田所さん頭を撫でるクセ止めてください。私、子供じゃないんです」