この恋のとろける温もりを感じたい
「あ~悪い悪い、いつものクセで、そっか...じゃ~呼び止めて悪かったな
俺も半月後には転勤だから、もし何かあったら電話して来いよ話くらいは聞いてやるから」
田所さんはそう言って握手をするふりをして手の内に紙を渡され渡された紙をチラリ見るとケー番?
「こ、困ります」
「電話くらいで彼は怒るの?」
そんな事で怒るような桃也さんじゃない。
けど桃也さんが余裕の無い男に見られてしまうのもイヤだ。
「い、いいえ...大丈夫です」