この恋のとろける温もりを感じたい


「僕の秘書になってくれる事を決めてくれたのかな?」って言ったよね?



じゃ~どうして無言なの返事してください。


モヤモヤする気持ちを抑え脇に垂らしていた両手を前に出しスカートの裾をくっと掴んだ。


すると桃也さんは、大きな溜め息を吐いてから私を引き寄せると抱きしめた。


「良かった...」
「ど、どうしたんですか?」


「返事くれないから、どうしようか悩んでいたんだ...」


悩む、桃也さんが悩んでた?


< 372 / 553 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop