この恋のとろける温もりを感じたい
「僕の秘書になってくれる事を決めてくれたのかな?」って言ったよね?
じゃ~どうして無言なの返事してください。
モヤモヤする気持ちを抑え脇に垂らしていた両手を前に出しスカートの裾をくっと掴んだ。
すると桃也さんは、大きな溜め息を吐いてから私を引き寄せると抱きしめた。
「良かった...」
「ど、どうしたんですか?」
「返事くれないから、どうしようか悩んでいたんだ...」
悩む、桃也さんが悩んでた?