この恋のとろける温もりを感じたい
桃也さんは抱きしめた私のカラダをクルンと反転させ優しく背中に手を回し首筋にキスを落とした。
「蘭花...」
「っん...」
桃也さんは、私の頬に手を添え唇を重ねる。
視線が熱い、いつも薄暗い部屋なのにこの時の桃也さんの目は、猫のように暗い部屋の中でも鮮明に見えるかのよう。
「あの...」
カラダを捩じらせ、桃也さんの前に膝をペタリと下ろした。
「あの...その...」
「どうしたの...?」
いつも見ているのに色っぽくて目を逸らしてしまう。