この恋のとろける温もりを感じたい


「そんなにビックリしなくてもいんじゃないのか?」


障子に背をあてながら腕を組み声をかけてくる桃也さん。


「ダ、ダメです...」


ずっとこんな淫らなカッコなんてしていられない。


官能小説じゃなし、ずっと24時間抱き合ってベッドの上にいるんじゃないんだから。


「たまには...ボっと抱き合うのも良いと思うけど別に観光だって明日も出来るわけだし」


ダメです、今日は観光して楽しい一日を送るんです。


急いで浴衣から服に着替え髪を整えて簡単に化粧をした。




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