この恋のとろける温もりを感じたい
椅子から立ち上がりベッドの側に寄ると座っている、おじい様をベッドに寝かせ
微笑むと部屋を後にし瑞希さんのいるキッチンへと向かった。
「瑞希さん私も手伝います」
キッチンで料理を作っている瑞希さんの側に立った。
「おじい様と何か話してきたの?」
「はい桃也さんに、もう一度絵を描かせる約束をしてきました」
「え?」
瑞希さんは、私を見ながら手に持っていた水菜をぽとりと鍋の中へ落とした。