この恋のとろける温もりを感じたい


「蘭花ちゃん、ごめんカレ先斗町で飲んでるから迎えに来いって」


「あ...大丈夫です」


「本当に大丈夫?夕飯食べ終わったら桃也さんに少しカツを入れようかと思ってたんだけど...」


「気にしないで下さい、後でゆっくりカツ入れておきます」


ニコっと笑い心配させないように努力をした。


本当は、少しだけ不安だった。


あんな沈んだ桃也さんを見たのは初めてだったから...


でも桃也さんは、私の大切な人。


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