この恋のとろける温もりを感じたい
やっぱり欲求不満なのかなと感触が残っている唇を指でなぞり夢に出て来た男の人を思い出した。
―――ずるん
ひゃぁっ?
妄想のあまり階段を踏み外してしまった。
・・・っ痛ぃ
お尻に手を当て上を見あげると優奈ちゃんが腕を組んでいた。
「蘭花、又妄想してたの?」
「あはは...」
厭きれ顔の優奈ちゃんを横にリビングで用意された朝食のテーブルの前に座り箸を手に取った。
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