この恋のとろける温もりを感じたい
東京の桃也さんの家では、BARカウンターだから隣同士に高い椅子に座るだけ
それでも、かなり嬉しいのに、ここの部屋のソファーはふかふかで密着度が高くて気持ちがいい。
「このお酒美味しい」
お酒をグラスに入れ一口含んだ。
「僕もこの湯豆腐美味しいよ...」
桃也さんは私を見つめ、おでことおでこをコツンとくっつける。
いつもの桃也さんに戻ったみたいなのかな...
「桃也さん...聞いてもいいですか...?」
聞いてもいいかな...
でも知らないふりをして一緒にいるなんて出来ない。