この恋のとろける温もりを感じたい
「...ずっと黙ってて、すまなかったって事だよ。少し前に蘭花が絵を見てしまった事は知っていたんだ
タダ言うきっかけも掴めず自分の中で整理が付かなくて言い出せなかったんだ」
桃也さんは、そう言って軽くため息を吐くと私の手を優しく掴んだ。
「蘭花、こんな弱い僕の話を知って嫌にならない?」
嫌になる?
そんな事あるわけ無い、それ以上に愛しいと思う気持ちの方が大きくなります。
「桃也さんのすべてが知りたい...です...」
「ありがとう...」