この恋のとろける温もりを感じたい


「桃也さんは起きてるんですか?」


「あ、まだ寝ているみたいです」


「起きたら朝食はキッチンに置いておきますから、温めて食べてくださいね」


「ありがとうございます」


私は、ゆっくり頭を下げると手に花と花瓶を持って桃也さんの寝ている部屋へ戻り


そっと部屋の戸を開けベッドの方に視線を逸らすと桃也さんは気持ち良さそうに眠っていた。


音を立てず窓際に花瓶を置き切って来た牡丹とコデマリを飾る。


...綺麗


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