この恋のとろける温もりを感じたい
庭に咲く桜と窓に飾る花が上手に交わっている。
そっと息を吸い込みベッドに寝ている桃也さんの傍に座ると寝顔を見つめた。
サラっとした髪、長いマツ毛、筋の通った高い鼻...
そして引き締まった唇、私には勿体無い人。
「すき...」
このまま寝ている桃也さんの傍に寄り沿って寝ていたいな.....でもダメだよね。
軽く自分の頬を抓り瑞希さんに電話しようと片手に鞄を持ち
「行って来ます」そう言って桃也さんの頬にキスを落として部屋を後にした。