この恋のとろける温もりを感じたい


瑞希さんの持っているメモ用紙とナビを照らし合わせ近所にある家の前に足を進めた。


「蘭花ちゃん、どうしたの?」


「ちょっと、この辺の人に聞いてみようかと思って」


見ても分からなかったら聞くしかない。


人が居そうな家の前に足を止め声をかける。


「すみません...誰かいますか?」


裏の方から人の声がすると、お年寄りの女の人が現れた。


「あの...人を探しているんですが美山由香さんってお家は、 ご存知ないでしょうか?」


おばあさんは、頭を捩じらせながら
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