この恋のとろける温もりを感じたい
「確か...2、3年前に、そんなような苗字の人が、ここから1キロ先に引っ越してきたかも知れへんな。あ~ここから左の道を行くとええよ...」
「ありがとうございます」
お礼を言うと瑞希さんの車に戻り助手席側から左の道を指さし
「この道を左に1キロ行くと美山さんの家があるみたいです」
そう言うと瑞希さんは私の名前を呼びチラリと視線を向けた。
「始めて会った時は幼い感じに見えたけど...今はとても積極的な大人の女に見えるわ」
「えへ...大切な人の為です」
「妬けるわね~じゃぁ行きましょうか」