この恋のとろける温もりを感じたい


「あの...もしかして絵の事でしょうか?由香から...他界する前に聞いていたんです。良かったら家の中へ入ってお話をしませんか?」


私は瑞希さんと目を合わせる。


「蘭花ちゃん少し話しが聞けるかもしれないわ、お邪魔させていただきましょ」


気使った瑞希さんは私の肩を優しく撫で背中を押されながら美山さんの家の中に入り


案内されたリビングに入ると沢山の絵画が部屋中の壁に飾られていた。


「どうぞ、こちらにお座り下さい」


私と瑞希さんは白い、ゆったりとしたソファーに座ると壁に飾られている絵画に視線を向けた。



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