この恋のとろける温もりを感じたい
辛かったと思う...苦しかったって思う...
桃也さんだけが苦しかったのでは無いんだと分かった。
由香さんは、自分の言った言葉に苛まれていた。
最後の最後まで...
桃也さんに対する気持ちを持っていてくれた、それだけで十分だって。
「美山さん...本当にありがとうございました。由香さんの気持ちは貴崎さんに伝えておきます」
私は頭を下げ瑞希さんと帰ろうと座っているソファーから立ち上がる。