妹から彼女へ…。
それから10分後・・。雄也が来た。

『真実!!』

『雄也・・・。』

『ごめんな、待ったか?』

『ううん、大丈夫。わざわざごめんね。』

『いや、俺が場所指定したからさ。』

『そっか・・・。』

『ああ・・・。』

『・・・・。』

『・・・・。』


やばい、会話続かない・・・(^^;)

すると・・・。

『あのさ、どっか入ろっか・・。』

雄也は少し照れ気味の顔で言った。

『あ、う、うん。そうだね・・。』

何だか上手く話せない自分が居た。

うわー・・。どうすれば良いんだろ、こんなんじゃ気持ちさえも言えない・・。

ちょっと沈黙が続いた2人・・。

暫く歩いているとランドマーク内のお洒落なカフェに入った。

ここは何気にゆっくり出来るカフェ。

話すには丁度良い場所だった・・・。

店に入ると店員が席に通してくれて、窓側の席に座った。

『ご注文は?』

『俺は、コーヒー。真実は?』

『あたしはカフェモカで。』

『はい、畏まりました。』

そう言うと店員は、ホールへ戻って言った。

季節は何気に春だけど今日は何となく肌寒い感じがした。


あたしは雄也の顔が見れず窓ばかりを見ていた。

だけど、雄也はあたしの顔を見ていた。

そんなに直視しないでくれー(><;)


『真実。』

『え?あ、な、何?』

『話・・なんだけどさ・・。』

『あ、うん・・・。』

ついに本題が来たよ・・・。

丁度いいタイミングで店員がコーヒーとカフェモカを持って来てくれた後だった。

どこか落ち着かないけど雄也の話す事にドキドキしていたあたし。

彼からどんな言葉が出ようとあたしの気持ちは変わらない。

そう思いながら雄也を見つめていた。

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