godlh
あゆみは、まだ彫野を探していた。
―――どこにいるんだろ?
そう思いながらも、何となく、気持ちが冷めている自分がいる事に気がついた。
頭の中に、秀郎の顔が浮かんだ。
―――なんで、一之江君の顔が・・・。
―――もしかしたら・・・。
そこまで考えて、それ以上考えるのをやめた。
―――今は彫野君を探さなきゃ。
自分に言い聞かせた。
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