godlh
恋してる
「あ、あのさ。」
放課後の理科室で、僕は惟にそう話し出した。

放課後の理科室は、僕らのたまり場だった。化学部が、本当は放課後この教室を使うはずだけれど、その化学部は今や幽霊部員ばかりで、その実態はないも同じだった。
その事を知っていた僕たちは、科学部の備品として置いてあるパソコンをいじったりして遊んでいた。

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