godlh
「秀郎。お前は、さっき話した通り、愛内を連れて逃げろ。」
「逃げろって言ったって、今、閉じこめられてるんだよ。どこに?」
「今は、確かに無理かもしれない。でも、俺たちは、今、こうして理科室にいるだろ。なら、その逆もあり得る。そう考えろ。」
「わかった。」
惟の言葉を聞いて、僕は愛内さんに問いかけた。
< 165 / 206 >

この作品をシェア

pagetop