godlh
―――最近、近所であった突然死のニュースってまさかあいつが・・・。
「そこまでして作った機会を経て、やっとだ。やっと、あゆみの瞳を紅くするまでになったのにだ。」
わなわなと、怒りが込み上げて来たようだった。
「秀郎。どこでもいいから、とにかく逃げろ。ヤバい。ヤバいやつが来る。」
「えっ?」
僕の胸に、さっきまで陽炎のように見えていた鎌が、まるで、体の一部のように存在した。
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