godlh
 「ははははは。どうやら、魂は刈れなかったが、怪我を負わせるくらいは出来たみたいだな。」
 鎌の柄で、僕の胸を突き刺した。
 「う、うわぁぁ。」
 さっきほどじゃないけれど、凄まじい痛みが全身を駆けめぐった。
 「お前は、生きるとも、死ぬともならない、命の狭間を永遠かと思えるほど味合わせてから、刈り取ってやる。俺が受けた屈辱、それを何倍も味合わせてから、刈り取ってやる。そのナイフを持っていた自分自身の過ちに気が付くがいい。」
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