godlh
ググる
僕らは、まだ理科室にいた。
あいつの事を知る手掛かりがないかと、調べまくってたからだ。
「だいたいさ、彫野なんて名前そんなに聞かない名前だろ。だから、あいつの名前でググってヒットしたら、なんか関係ある気がするんだよね。」
「そ、そうかなぁ。」
ネガティブな僕に対して、惟はやたらとポジティブだった。
それぞれの気持ちに呼応するかのように、僕の画面に表示されている検索結果はさっぱりだった。
でも、惟の結果はバッチリだった。やっぱり、気持ちが呼応していたのだろう。
「おい、秀郎。これって・・・。」
慌てて、惟の席にある画面を覗き込んだ。
「えっ。」
それ以上、言葉を続ける事が出来なかった。何度も、何度も眼をこすって確認した。そこには、どう見てもあいつにしか思えない画像があった。
僕らは、そのページに書いてある文章を一文字も漏らさないように、ゆっくりと確認しながら読んだ。一度目はよく理解できなくて、もう一度、一文字ずつふたりで読み合わせた。
「こんな事って・・・。」
「まぁ、ここに書いてある事が本当かどうかは、あいつの事を実際に調べてからだな。明日から、あいつにバレないように、慎重に、調べてみないか。その情報を元に、対策を考えても遅くないだろう。」
確かに、ネットの情報をそのまま鵜呑みにするのは危険だ。だから、惟の言うとおりにする事にした。ただ、ゆっくりしている暇はない。ネットに書いてあるとおりだとしたら、僕らに残された時間はあまりない。
あいつの事を知る手掛かりがないかと、調べまくってたからだ。
「だいたいさ、彫野なんて名前そんなに聞かない名前だろ。だから、あいつの名前でググってヒットしたら、なんか関係ある気がするんだよね。」
「そ、そうかなぁ。」
ネガティブな僕に対して、惟はやたらとポジティブだった。
それぞれの気持ちに呼応するかのように、僕の画面に表示されている検索結果はさっぱりだった。
でも、惟の結果はバッチリだった。やっぱり、気持ちが呼応していたのだろう。
「おい、秀郎。これって・・・。」
慌てて、惟の席にある画面を覗き込んだ。
「えっ。」
それ以上、言葉を続ける事が出来なかった。何度も、何度も眼をこすって確認した。そこには、どう見てもあいつにしか思えない画像があった。
僕らは、そのページに書いてある文章を一文字も漏らさないように、ゆっくりと確認しながら読んだ。一度目はよく理解できなくて、もう一度、一文字ずつふたりで読み合わせた。
「こんな事って・・・。」
「まぁ、ここに書いてある事が本当かどうかは、あいつの事を実際に調べてからだな。明日から、あいつにバレないように、慎重に、調べてみないか。その情報を元に、対策を考えても遅くないだろう。」
確かに、ネットの情報をそのまま鵜呑みにするのは危険だ。だから、惟の言うとおりにする事にした。ただ、ゆっくりしている暇はない。ネットに書いてあるとおりだとしたら、僕らに残された時間はあまりない。