godlh
淡い期待を持ちつつ、緊張で体がこわばりながら、ひとりになったあいつを尾行し続けた。
何も変化なく、あいつは歩いているだけだ。このまま何も起きない、そう思っていた。
―――いったい、いつまで歩くんだろう。
放課後は理科室で。
そんなキャッチコピーが、僕にはぴったりだった。だから、こんなに歩くのは久し振りだ。さらに、尾行と言う慣れない行為が、疲れをいっそう増す事に、手を貸していた。
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