オオカミさんと子リスちゃん
すると、うなじの上から下に指で触ってきた。


一瞬『びくっ』とすると、今度は、
柔らかい感触が、伝わる。


すぐに、大上さんの唇だということに気付く。


すると、直後、


「っ、痛っ」

思いきり吸われて、痛みが走った。


大上さんの方を向き

「いっ、痛いです。
何するんですか。」

吸われた所を手で擦りながら、私は、涙目で、
大上さんに訴えた。


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