オオカミさんと子リスちゃん
毎日のように、放課後、鳴海と居残りして、
慣れない裁縫に苦戦しながら作業をした。

何故か、その隣には必ず、大上さんがいた。

「そんな、近くで見てたら緊張して、困るん
ですけど…。」

「いいじゃん。
邪魔するわけでもないんだし」

「まあ、そうなんですけど…。」

仕方なく作業を続ける。


大上さんを見てみると、私達が作業している間、問題集を読んだりしていた。


< 66 / 112 >

この作品をシェア

pagetop