【完】神様のうそ、食べた。
別府と大分を繋ぐ別大国道は、昔、夜になると暴走族が警察と追いかけっこをしてたけど、絶対ここの店長も追いかけられてそう。


侑哉も何回か追いかけれてて、懲りちゃえ。怪我する前に。


とかなんとか、やっぱ私は危なっかしい弟のバイクは、乗るのに反対な気持ちがあるらしい。


「それにしても、お前の姉さんは大人しくて淑やかそうで、お前と全然似てねーな」

飛鳥さんは、侑哉の頭をポンポン叩きながら私と侑哉を交互に見ながらそう言う。


「ひっで。みなみは、あんな風に大人しそうで、優しそうだから馬鹿な男が寄って来るんだぞ」

プリプリと侑哉は怒りながら、私の過去の恋愛を暴露し始める。

――あー。こいつ酔ってるんだろうなぁー。



でも侑哉が知ってるのは高校までだから古傷にもならないから、暴露されても構わない。
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