【完】神様のうそ、食べた。
「は、反省会とかあるけど、行きます。遅くなってもいきます。それが私の気持ち、です!」
『ぷっ』
部長は盛大に噴き出した後、煙草の煙を器官につまらそたのかケホケホ咳き込む。
それでもその咳さえ、弾んで楽しそう。
『みなみが今どんな顔してるか想像できたら面白かった』
「部長!」
『じゃ、また明日』
また、明日――……。
その明日が来たら、私は逃げてきた自分から抜け出したい。
迎えに来てくれた部長にも、
さよならを決めてくれた侑哉にも、
安心してもらうために。
そして、大分と福岡なんて電車で二時間だから大した距離じゃないし、大丈夫。大丈夫。