【完】神様のうそ、食べた。



でも、彼が調べたかったのはそんなことでは無かったんだ。


あの時の記憶は曖昧で、気づいたら侑哉に電話をかけていた。

診断結果に頭を押さえる彼。

『ママになんて言えば良いんだよ……』

その一言で、急激に冷めていく心。

彼のお母さんが到着して、酷い言葉で罵られていたら、彼が宙を舞った。


床に寝ころぶ彼の胸倉を掴むと、侑哉はもう一度彼の頬を殴った。


そこで、プツリと映像は切れて次のシーンでは侑哉に抱きしめられていた。

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