四季。彼と生きた青春










足が冷えて眠れないから、わたしに腕枕をする彼の脚の間に凍えるそれを突っ込んでみた。


『うわっ!冷てぇ!なんだよおまえ…やめろよ』

『うへへへへへ。平良あったかーい。あ、ちょっと逃げないでよ』

『冷てぇだろ。触んな』

『やーだー。平良の手、あったかくて好き。』


彼の空いていた手を取って頬に寄せた。


『…大人しくしてろ』


嫌がりつつも首のしたにあった腕を使ってわたしの身体を抱き寄せてくれる彼が、冷え症じゃなくて本当によかった。


彼をもっと感じたくて、わたしをもっと感じてほしくて、彼のスウェットの裾から手を入れて大きな背中に触れた。

大好きな背中がびくりと震えた。

あったかい。


『………いい加減にしろ』


好きすぎて、狂いそうだった。




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