四季。彼と生きた青春
『……四季』
『たいら…ねえ、平良、好き…』
初めて身体を繋げて、痛くて痛くてうれしくて、それ以上にしあわせで、そんな理由で涙が出ることに感動して、壊れたみたいに涙は止まらなかった。
彼にわたしの全部をあげたくなった。
うすい毛布に2人で包まっているとき、わたしの誕生日のちょうど4ヶ月後が彼の誕生日だと知った。
あと3ヶ月ちょっと。
同じ時間に産まれたわけじゃないのに、ただ産まれ日が同じってだけで、胸をくすぐるような運命を感じた。