四季。彼と生きた青春






『これやるよ』

『えー、なになに?…えー!タネ入ってるやつじゃん!違うよこれじゃない!!干し梅はこれじゃない!これは梅干し!』

『同じだろべつに』

『ちーがーうーのー!わかってない!平良ぜんぜんわかってなーい!』

『うるせぇな。じゃあいらねぇの?』

『いらないなんて言ってない!でもちがうの!これじゃないの!もー!』

『あぁもうほんっとうるせぇ!いちいち感嘆符がうぜえんだよ!いいから黙って食えよ!味は同じだろ!?』

『ちーがーうーのーーー!』

『うるせぇーーー!!!!』


謝るまでずっと言い続けるって誓った。





< 3 / 25 >

この作品をシェア

pagetop