あの子になりたい





「莉緒...。さっきはごめん。肩大丈夫か?」





「拓馬が謝ることじゃないよ。簡単なことでしょ?彼女とただの幼馴染み。どっちを守るかなんて。」





今、私多分ひどい顔してる。





私は自分のことで頭いっぱいで嫌味ったらしい女なんだ。





「だから、気にしないで。」





拓馬...。





私は肩より心が痛いよ。





心配してくれるのは嬉しいけど、期待させるようなことしないでよ。





...なんて直接言えたらな。




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