あの子になりたい
「お前ら付き合ったんだってな!」
「おう。」
「おめでとー」
「あ、ありがと。」
「えー春樹くん狙ってたのになー。」
学校に着くとこのありさま。
みんなどこから情報を得たのか祝福を浴びた。
春樹はモテるから敵も多いだろうな。
もう拓馬も知ったかな?
そう思ってたら...
「莉緒、ちょっといいか?」
後ろから拓馬の声が聞こえた。
「何?」
「2人で話したいんだけど。」
春樹を見ると...
私を見て微笑み、頷いた。