あの子になりたい





「おぅ。さんきゅーな。」





拓馬は照れ臭そうに頭をかいた。





そんな顔初めて見たよ。





幼馴染みでも知らないことあるんだね。





「じゃあ、私はこれで!2人で楽しんでね。」





私は早くその場から離れたかった。





離れないと泣いてしまいそうだったから。





「おい!莉緒!」





後ろから拓馬の声が聞こえたけど無視して歩き続けた。





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