あの子になりたい
キーンコーンカーンコーン
あ、1時間目始まっちゃった。
まぁいいや。サボろ。
コツコツコツコツ
屋上に続く階段を上ってくる足音が聞こえた。
...え、だれ?
ここは滅多に人が来ない場所のはず。
コツコツコツコツ
近づいてきてる...!
どーしよ。
先生かな。サボりがバレちゃうよ。
私は目をつぶって下を向いた。
「...やっぱりここにいた。」
え?
顔を上げるとそこには...春樹がいた。