あの子になりたい





「うるせーよ。」





春樹、照れてる。





こんな春樹、初めて見たから嬉しい。





「あついわー。俺、もう学校行くし、後は2人で。」





拓馬はニヤニヤしながら倉庫を出て行った。





「春樹ー。怒っちゃった..んっ。」





私は最後までいい終わる前に春樹に口を塞がれた。





「莉緒。何された?」





春樹、いつもと違う...。





声も低いし顔もこわい。





「え...っと。」





私は自然とさっきの男につけられたキスマークを隠していた。




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