あの子になりたい
「そろそろ私たちも学校行かなちゃだね。」
今の時間だと3時間目くらいかな。
「え、莉緒行くつもりなの?」
「え?逆に行かないつもり?」
普通行くでしょ。
拓馬もおとなしく行ったし。
「俺はもっと2人でいたいんだけどなー。やっと実ったんだしさ。まぁ莉緒が俺といたくないなら別だけどさー。」
春樹は意地悪。
私が何て答えるか分かってて言ってくるもん。
「...私も一緒に..いたい。」
それを分かってて答える私もバカだと思うけど。
私の言葉に春樹は満面の笑みを浮かべてる。
「じゃあ今日はサボろっか。」
「うん。」
私は春樹と人生初サボりをするはめになった。